主日礼拝
2015

1227日 
説教「わたしを強くしてくださる」 
金泰仁神学生
説教の要言
パウロは務めに苦しむテモテに、どんなに無力でもキリストが強くしてくださる、それは実際にパウロが経験した、神の憐れみによる罪の許しを証言することで、若き同労者を励ます。
聖書:
「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」
旧約聖書:
詩編 321- 5
新約聖書:
テモテへの手紙Ⅰ 112 - 17

1220日 
説教「低い者を高く上げる神」 
荒井仁牧師
説教の要言
神は驕り高ぶる権力者をその座から引き降ろし、低い者を高く上げられると約束された。顧みられない人々は飼い葉桶に眠るイエスの光を受けて輝き出す。
聖書:
権力ある者をその座から引き降ろし、身分の低い者を高く上げ、飢えた人を良い物で満たし、富める者を空腹のまま追い返されます。
旧約聖書:
サムエル記上 21- 11
新約聖書:
ルカによる福音書 146 - 5621−7

1213日 
説教「マリアとエリザベト」 
荒井仁牧師
説教の要言
弱さの中に与えられる恵みや希望がある。人としてこの世に生まれたイエスは、とりわけ人の弱さや痛みに寄り添ってくださる方である。
聖書:
力は弱さの中でこそ 十分に発揮されるのだ。
旧約聖書:
イザヤ書 111- 5
新約聖書:
コリントの信徒への手紙Ⅱ 121 - 10

126日 
説教「マリアとエリザベト」 
荒井仁牧師
説教の要言
エリザベトは聖霊によりマリアを祝福する。出会いの喜びは、子どもたちの刑死により悲しみに変わる。しかし救われた人々の感謝により、喜びの賛美へと高められる。
聖書:
主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。
旧約聖書:
サムエル記 13- 20
新約聖書:
ルカによる福音書 139 - 44

1129日 
説教「いと高き方の子イエス」 
荒井仁牧師
説教の要言
天使の予言は、イエスが永遠にヤコブの家を治めると言う。政治的に実現せずとも人との結びつきの中で、混迷の世にあって隣人愛の実践において実現する。
聖書:
その子は偉大な人になり、いと高き方の子と言われる。
旧約聖書:
イザヤ書 111- 10
新約聖書:
ルカによる福音書 126 - 38

1122日 
説教「一緒に食事をするイエス」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは生涯を通じて、人々と食卓を囲むことを大切にされた。神に生かされた感謝を分け合い、隣人に仕える人生がイエスの食卓から始まる。
聖書:
イエスはパンを取り、賛美の祈りを唱え、パンを裂いてお渡しになった。
聖書:
ルカによる福音書 2428 - 35

1115日 
説教「抑圧からの解放」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは「レギオン」に取りつかれていた男性を解放した。豚を失った町の人は日常を壊されたことでイエスを拒む。他者の犠牲の上に立つ生活の安定はイエスの前に崩れる。
聖書:
自分の家に帰りなさい。そして身内の人に、主があなたを憐れみ、あなたにしてくださったことをことごとく知らせなさい。
旧約聖書:
出エジプト記 223 - 25
新約聖書:
マルコによる福音書 51 - 20

118日 
説教「自然を司る神」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは風雨を静められた。その力は自然を司る神によって与えられる。人の命を危険にさらす力が迫るとき、人の命を守るために神は創造者としての力を発揮される。
聖書:
イエスは起き上がって、風を叱り、湖に、「黙れ。静まれ」と言われた。
旧約聖書:
ヨシュア記 109 - 15
新約聖書:
マルコによる福音書 435 - 41

111日 
説教「生かされた使者の語り」 
荒井仁牧師
説教の要言
悲しみの行列をイエスは止めて、使者に呼びかける。使者は起き上がって語り出し、彼の母は息子をイエスから受け取る。使者は今に生かされる命を与えられている。
聖書:
「若者よ、あなたに言う。起きなさい」と言われた。すると、死人は起き上がってものを言い始めた。
旧約聖書:
列王記上 1717 - 24
新約聖書:
ルカによる福音書 711 - 17

1025日 
説教「ともし火と種」 
荒井仁牧師
説教の要言
地中に隠された小さな種が芽を出し、実りを結び枝を張る。人々は実りに与り、鳥は枝に巣を張る。神の国は命を育み、安らぎの場を与える。これを隠さず世に示したい。
聖書:
蒔くと、成長してどんな野菜よりも大きくなり、葉の陰に空の鳥が巣を作れるほど大きな枝を張る。
旧約聖書:
詩篇 241 - 10
新約聖書:
マルコによる福音書 421 - 34

1018日 
説教「命を選ぶ」 
鈴木伶子さん
説教の要言
神の命じられた「命を選べ」とは、イエス・キリストの生き方からすると、単に自分の命を大事にすることではなく、むしろ自分を捨て、「敵」を受け入れることではないでしょうか。
聖書:
あなたは命を選び、あなたもあなたの子孫も命を得るようにし、あなたの神、主を愛し、御声を聞き、主につき従いなさい。
旧約聖書:
申命記  3019 - 20a
新約聖書:
エフェソの信徒への手紙 214 - 22

1011日 
説教「実りを分け合う」 
荒井仁牧師
説教の要言
神の言葉を広める者は、実りの豊かさに与る。独り占めするのではなく、求めるすべての人に分け合い、命の喜びを共にし、神に感謝を捧げたい。
聖書:
ある者は三十倍、ある者は六十倍、ある者は百倍の実を結ぶのである。
旧約聖書:
ルツ記 21 - 9
新約聖書:
マルコによる福音書 41 - 20

104日 
説教「神の家族」 
荒井仁牧師
説教の要言
家族とは血縁関係にあることより、互いを思いやり、大切にする気持ちによって成り立つ。神の与えられた関係を感謝し、神の家族として受け入れ合いたい。
聖書:
神の御心を行う人こそ、わたしの兄弟、姉妹、また母なのだ。
旧約聖書:
詩篇  1331 - 3
新約聖書:
マルコによる福音書 331 - 35

927日 
説教「神の力」 
荒井仁牧師
説教の要言
人を癒し救う働きは、イエスの家族や敵対者の目には、悪霊の働きに映る。社会の常識や習慣から外れても、神への信頼と人との結びつきを大事にしたい。
聖書:
しかし、聖霊を冒涜する者は永遠に赦されず、永遠に罪の責めを負う。
旧約聖書:
サムエル記下  1615 - 23
新約聖書:
マルコによる福音書 320 - 30

920日 
説教「イエスの弟子たち」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは弟子たちを世に遣わすために集められた。この世の悪霊を追い出し、救いを告げるために権能を与えられた。私たちも現代社会に遣わされた弟子たちである。
聖書:
彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。
旧約聖書:
列王記上  1919 - 21
新約聖書:
マルコによる福音書 313 - 19

913日 
説教「見捨てられた者に」 
荒井仁牧師
説教の要言
見捨てられたと叫ぶ者の声は神に届く。その叫びを聞く人々は、手を差し伸べるように求められている。神の愛は私たちを通して絶望の闇に輝く。
聖書:
あなたは激しく憤り、わたしたちをまったく見捨てられました。
旧約聖書:
哀歌  51 - 22
新約聖書:
マタイによる福音書 2531- 40

96日 
説教「群衆」 
荒井仁牧師
説教の要言
生の可能性を否定された群衆は、生への渇望をなお抱く。救いを求める群衆に、イエスは癒しを与え、人生に活路を開く。希望の道へと人々を招きたい。
聖書:
病に悩む人たちが皆、イエスに触れようとして、そばに押し寄せたからである。
旧約聖書:
列王記下  87 - 15
新約聖書:
マルコによる福音書 37 - 12

830日 
説教「救い」 
荒井仁牧師
説教の要言
安息日の労働禁止規定を破ってまでイエスは一人の人を救った。殺意が渦巻き始めても、命を救う務めにイエスが邁進したからこそ人は救われた。
聖書:
その人に「手を伸ばしなさい」と言われた。伸ばすと、手は元どおりになった。
旧約聖書:
エズラ記  11 - 11
新約聖書:
マルコによる福音書 31 - 6

823日 
信徒証詞 
説教の要言
人は神に生かされ、生涯を全うする。人生の中で起きる出来事は、神が見守り、その御心のうちに置いて下さる。過不足なき神の業に身を委ねたい。
聖書:
何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。わたしのこれらの言葉を問うて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている
聖書:
コヘレトの言葉  31
マタイによる福音書 724 - 27

816日 
説教「敗戦の記憶を抱いて」 
荒井仁牧師
説教の要言
敗戦から七十年を経過して、戦前回帰の動きが見られる。過去の罪に目をつぶり美化する者は、かつて来た道を歩む。新たな道を歩むため、罪を記憶したい。
聖書:
憐れみ深い女の手が 自分の子供を煮炊きした。
旧約聖書:
哀歌  41 - 12
新約聖書:
マタイによる福音書 2432 - 44

89日 
説教「苦渋と欠乏に潜む希望」 
荒井仁牧師
説教の要言
苦汁を飲まされ欠乏の中に置かれて、なお神の慈しみと憐みを思い起こす。苦しみ抜いた者だけが見出す希望の光が、今も輝く。
聖書:
主の慈しみは決して絶えない。主の憐れみは決して尽きない。
旧約聖書:
哀歌  31 - 33
新約聖書:
マタイによる福音書 2429 - 31

82日 
説教「破滅の日」 
荒井仁牧師
説教の要言
戦争によって町は破壊され、神が見捨てたかのような絶望を口にすることが許される。神を責める言葉も神は受け入れ、その痛みをご自分の心に刻み込まれる。
聖書:
なにゆえ、主は憤り おとめシオンを卑しめられるのか
旧約聖書:
哀歌  21 - 12
新約聖書:
マタイによる福音書 2415 - 28

726日 
説教「乱世の救い」 
荒井仁牧師
説教の要言
戦争の騒ぎや戦争のうわさは、世の終わりではない。飢餓や地震も世の終わりではない。終わりは神がもたらすのであり、人は神の救いを告げ、生を全うする務めを負う。
聖書:
一つの石もここで崩されずに 他の石の上に残ることはない。
旧約聖書:
哀歌  11 - 12
新約聖書:
マタイによる福音書 241 - 14

719日 
説教「本末転倒」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスの教えは生き生きとして新しい。瑞々しさを湛える教えの力は、形骸化した社会のあり方からはみ出し、新たな生き方を求める。
聖書:
安息日は、人のために定められた。人が安息日のためにあるのではない。
旧約聖書:
サムエル記上  211 - 7
新約聖書:
マルコによる福音書 223 - 28

712日 
説教「喜びの時」 
荒井仁牧師
説教の要言
宗教習慣を順守することに意義を見出すファリサイ派は、救われた喜びによって生きる姿を受けとめきれない。イエスの恵みは隣人と苦楽を共にする力となる。
聖書:
新しいぶどう酒は 新しい革袋に入れるものだ。
旧約聖書:
レビ記  1629 - 31
新約聖書:
マルコによる福音書 218 - 22

75日 
説教「招待」 
荒井仁牧師
説教の要言
差別をされた徴税人レビに、イエスは声をかけて弟子にされた。レビはイエスを食卓に招いて、イエスと弟子たちはレビの仲間と席を共にした。招待の往復に救いがある。
聖書:
医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく、病人である。
旧約聖書:
レビ記  520 - 26
新約聖書:
マルコによる福音書 213 - 17

628日 
説教「病床からの解放」 
荒井仁牧師
説教の要言
体の自由が利かない男性を、友人たちがイエスのもとに床のまま運んできた。イエスは彼らの信仰を見て、男性に罪の赦しを告げ、床から立ち上がらせた。
聖書:
わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。
旧約聖書:
列王記  201 - 11
新約聖書:
マルコによる福音書 21 - 12

621日 
説教「深い淵の底からー沖縄に問われつつ」 
岩井健作牧師
説教の要言
ウチナンチューとヤマトンチューという表現は、沖縄からの本土との関係史への怒りと告発がある。しかし「主には赦しが」とのみ言葉に拠り頼んで、この関係を生きたい。
聖書:
深い淵の底から 主よ、あなたを呼びます。
旧約聖書:
詩篇 1301 - 8
新約聖書:
エフェソの信徒への手紙  610 −17

614日 
説教「良い羊飼い」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは身を投げ出して人々を救われた。軍隊が人に命を差し出させるように強要したあり方と正反対の姿によって、人々は救いへと導き入れられた。
聖書:
良い羊飼いは 羊のために命を捨てる
聖書:
ヨハネによる福音書 1011 - 18

67日 
説教「心を合わせ」 
荒井仁牧師
説教の要言
重い皮膚病の癒しを願ってもらえない人が、イエスに心を合わせてくれるように願う。イエスは癒しの願いを自分の祈りとされ、この祈り心が癒しをもたらした。
聖書:
「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります。」
旧約聖書:
列王記下 58 - 14
新約聖書:
マルコによる福音書 135 - 45

531日 
説教「奉仕への癒し」 
荒井仁牧師
説教の要言
熱に苦しむシモンの姑のために、人々はイエスに事情を話した。執り成す彼らの願いに応えてイエスは癒しを与えられ、姑は病癒えて奉仕へと立ち上がる。
聖書:
そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を追い出された。
旧約聖書:
創世記 912 - 17
新約聖書:
マルコによる福音書 129 - 39

524日 
説教「故郷の言葉」 
荒井仁牧師
説教の要言
聖霊降臨の出来事は、故郷の言葉で神の働きを告げ、他人ではなく、自分の身に神が語りかけ、働きかける恵みである。生れた環境が祝福される恵みでもある。
聖書:
だれもかれも、自分の故郷の言葉で使徒たちが話しているのを聞いて、あっけにとられてしまった。
旧約聖書:
創世記 111 - 9
新約聖書:
使徒言行録 21 - 13

517日 
説教「悪霊追放」 
荒井仁牧師
説教の要言
現実化する言葉をイエスは語り、悪霊追放の業を行って救いを与えられた。中身のない言葉に翻弄される日々をイエスが終わらせた。
聖書:
いったいどういうことなのだ。権威ある新しい教えだ。
旧約聖書:
サムエル記上 181 - 11
新約聖書:
マルコによる福音書 121 - 28

510日 
説教「招きに応える」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは弟子たちを召された時に、一切の条件を求めなかった。律法の知識、配慮の仕方などは、イエスと共に歩む中で身に付け、弟子たちは仕える者とされたのである。
聖書:
わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう。
旧約聖書:
エレミヤ書 14 - 10
新約聖書:
マルコによる福音書 116 - 20

53日 
説教「イエスの出発」 
荒井仁牧師
説教の要言
イエスは新たな出発をする。今までの生活に区切りをつけ、悔い改めへの呼びかけを行う。自分が人生を改めるだけでなく、隣人も救いに与るために、身を献げる者となりたい。
聖書:
時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。
旧約聖書:
列王記上 197 - 18
新約聖書:
マルコによる福音書 19 - 15

426日 
説教「備え」 
荒井仁牧師
説教の要言
救いを与えるイエスが登場する前に、バプテスマのヨハネが神から遣わされ、道備えをした。悔い改めを呼びかけ、豊かな恵みを得させる備えを行った。
聖書:
わたしよりも優れた方が、後から来られる。
旧約聖書:
サムエル記上 101 - 8
新約聖書:
マルコによる福音書 11 - 8

419日 
説教「ひとりで生きない」 
大野高志牧師
説教の要言
わたしたちは神からたくさんの経験を賜物として与えられている。喜びだけではなく傷も痛みも悲しみもある。隣人と分け合ってみよう。その量は倍になるが、伴う恵みも倍となる。
聖書:
忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しのものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。
旧約聖書:
申命記 811 - 20
新約聖書:
マタイによる福音書 2514 - 30

412日 
説教「復活の告知」 
荒井 仁牧師
説教の要言
不信仰な弟子たちに姿を現された復活のイエスに、弟子たちは気付かない。救いの働きを委ねられた人たちは、不信仰を抱えながら、神の救いに仕える者とされる。
聖書:
手で蛇をつかみ、また毒を飲んでも決して害を受けず、病人に手を置けば治る。
旧約聖書:
民数記 214 - 9
新約聖書:
マルコによる福音書 169 - 18

45日 
説教「復活」 
荒井 仁牧師
説教の要言
復活の知らせを聞いた女性たちは恐れに包まれていた。喜びをもって弟子たちにイエスのよみがえりを伝えたのではない。恐れを知る者が、復活を知る者となる。
聖書:
婦人たちは墓を出て逃げ去った。震え上がり、正気を失っていた。そして、だれにも何も言わなかった。恐ろしかったからである。
旧約聖書:
創世記 120 - 31
新約聖書:
マルコによる福音書 161 - 8

329日 
説教「エルサレム入城」 
荒井 仁牧師
説教の要言
イエスはエルサレムに上るに際して、ろばに乗る。軍馬ではなく平和の王としてエルサレムに入り、武力ではなく愛によって支配される。
聖書:
主がお入用なのです。すぐにここにお返しになります。
旧約聖書:
イザヤ書 531 - 12
新約聖書:
マルコによる福音書 111 - 11

322日 
 
泰仁神学生
説教の要言
「私の隣人とは誰か」との問いに対して、「善いサマリア人のたとえ」を示したイエス自らが、新しい隣人関係を作り出すために自らをささげて、和解と平和を確立してくださった。私たちも、「行って同じようにしなければならない。」
聖書:
心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。
旧約聖書:
申命記 64 - 5
新約聖書:
ルカによる福音書 1025 - 37

315日 
説教「主の晩餐」 
荒井 仁牧師
説教の要言
最後の晩餐でイエスはパンをご自分の「体」、杯を「契約の血」として弟子に与えられた。パンと杯を受ける者は、イエスの宣教の働きに与る。
聖書:
これは、多くの人のために流されるわたしの血、契約の地である。
旧約聖書:
出エジプト記 241 - 8
新約聖書:
マルコによる福音書 1422 - 26

38日 
説教「裏切りの予感」 
荒井 仁牧師
説教の要言
イエスは裏切りを予感しながら、過越しの食卓の用意を弟子に委ねる。命を奪われる間際まで弟子と共に歩むイエスは、愛と赦しを貫く方である。
聖書:
あなたがたのうちの一人で、わたしと一緒に食事をしている者が、私を裏切ろうとしている。
旧約聖書:
サムエル記下 157 - 16
新約聖書:
マルコによる福音書 1412 - 21

31日 
説教「油注ぎ」 
荒井 仁牧師
説教の要言
ナルドの香油をイエスに注いだ女性は、イエスの葬りの備えをした。イエスに愛された感謝の思いが壺から溢れて、部屋も香油の香りで満たした。
聖書:
つまり、前もってわたしの体に香油を注ぎ、埋葬の準備をしてくれた。
旧約聖書:
サムエル記 165b - 13
新約聖書:
マルコによる福音書 143 -9

222日 
説教「神に逆らう者」 
荒井 仁牧師
説教の要言
イエスの命を奪おうとする敵対者は、密かに計略を立てる。神は悪の企みを見逃し、罪を放置されるかのようである。しかし神は命の保たれるのを望む。問題は人の罪である。
聖書:
民衆が騒ぎ出すといけないから、祭りの間はやめておこう。
旧約聖書:
詩篇 101 - 11
新約聖書:
マルコによる福音書 141- 2, 10-11

215日 
説教「愛と自由」 
荒井 仁牧師
説教の要言
自由は隣人に向かう愛となり、仕え合う時に束縛の力を打ち破る。この世の名声、権力、経済に囚われる人間は、神の愛によって自由を与えられる。
聖書:
兄弟たち、あなたがたは、自由を得るために召しだされたのです。
旧約聖書:
創世記 179 - 21
新約聖書:
ガラテヤの信徒への手紙 52- 15

28日 
説教「熱意」 
荒井 仁牧師
説教の要言
信仰的熱心さは、時に人の心の目を曇らせ、自分を神の如くに正当化する引き金となる。自分にとっての善が隣人にとっての善とは限らない。現実を見つめる熱心さが求められる。
聖書:
いつでも善意から熱心に慕われるのは、よいことです。
旧約聖書:
ヨナ書 41 - 11
新約聖書:
ガラテヤの信徒への手紙 48- 20

21日 
説教「強いられし愛、湧きあがる愛」 
荒井 仁牧師
説教の要言
伝統を愛する心は尊い。その心を強いるのは愛ではなく支配欲である。伝統の意味を知り深みを心から受け入れて、愛する心の涵養が求められる。そこに神の愛の歴史が綴られる。
聖書:
信仰によって生きる人々は、信仰の人アブラハムと共に祝福されています。
旧約聖書:
創世記 151 - 6
新約聖書:
ガラテヤの信徒への手紙 31- 14

125日 
説教「自分らしく」 
荒井 仁牧師
説教の要言
自分を養う環境は、神の恵みである。隣人に強制すべきものではなく、分かち合う賜物である。強制には自己絶対化が潜み、共生には神への感謝と隣人愛が溢れる。
聖書:
どうして異邦人にユダヤ人のように生活することを強要するのですか。
旧約聖書:
ダニエル書 13- 16
新約聖書:
ガラテヤの信徒への手紙 211 - 14

118日 
説教「身代わり」 
荒井 仁牧師
説教の要言
犠牲が要求された時代に、動物は人の命を守る存在になる。イエスの十字架も犠牲の死として受け入れられ、人々は救いの恵みを感謝した。貫かれた愛こそ救いである。
聖書:
わたしたちの父である神と、主イエス。キリストの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
旧約聖書:
創世記 221- 19
新約聖書:
ガラテヤの信徒への手紙 11- 5

111日 
説教「恵みの通奏低音」 
岩井健作牧師
説教の要言
種まきの譬えの原文には「カイ(そして)」が21回使われています。訳されてはいません。実を結ばなかった種も結んだ種も、みな惠みの出来事に入っていることの表現です。
聖書:
種を蒔く人が 種蒔きに出て行った。
旧約聖書:
詩篇 231- 6
新約聖書:
マルコによる福音書 41- 9

14日 
説教「始まり」 
荒井 仁牧師
説教の要言
神はイエスをこの世に遣わされる。バプテスマは神の御心を伝える決断の第一歩である。神の国み招かれた者には人々を招く勤めがある。
聖書:
これはわたしの愛する子、わたしの心に敵う者。
旧約聖書:
ヨナ書 31- 10
新約聖書:
マタイによる福音書 31- 17