8月 平和

194号 在韓被爆者支援 署名運動 赤木きのえ

194号 在韓被爆者支援 署名運動 赤木きのえ


 今年は敗戦より丁度五十年の節目に当たります。八月五日(広島の原爆忌)礼拝後、沖縄戦の実戦フィルムの貴重な映像を観、戦争というものの悲惨さ、苛酷さを目の当たりにし、今更乍らその虚しさを噛みしめました。その後、午後二時半より四時迄、在韓被爆者に対し日本政府が同じ人間として差別行為をしていることに対する抗議として署名運動に協力するため教会から十六名が参加、JR鎌倉駅東口、西口に他教会(鎌倉・泉水・藤沢ベテル伝道所)の方々と共に立ちました。


 この日も敗戦の日の如く暑い日でしたがそれぞれボードを肩にかけ、大声で通行の方々に呼びかけました。菅根先生はメガフォンでアピールして下さいました。この運動に対する反応も人さまざま、若い人の中にむしろ積極的な方がいたり、又主催がどこかを確かめ初めて納得する方、無駄な事と一笑にふす人等々。それでもこの日の署名は多くの賛同を得、署名数三百六十名、カンパも二万六千六百九十円集まり大きな歓びでした。


 教会に帰って心尽しの冷たい西瓜を頂き、在韓被爆者の方々への上よりの支えを祈りつつ散会しました。

212号 在韓被爆者援護 署名活動について 嵯峨道子

212号 在韓被爆者援護 署名活動について 嵯峨道子



 八月は平和について特に考え、思いを馳せる月です。第一主日礼拝後、例年通り奉仕社会部主催で平和を考える集いが持たれました。宇野さん手作りのおいしいカレーを頂いた後、「在韓被爆者の証言 その2」のビデオを見ました。10代あるいは20代の若い時に日本人として強制的に労働にかり出され広島で被爆し、祖国に帰っても日本人と同じ様な保障を受けられず今なお苦しみの中にある韓国人の生の声を聞き、戦後53年を経たとは言えまだまだ多くの戦争の爪跡があることを示されこの事実を決して忘れてはならないことを痛感しました。菅根牧師より東湘南地区の教会で20年に亘って続けられている在韓被爆者援護署名活動の流れを伺い引き続き岡花さんより映画「ガマ・月桃の花」に次いで多くの市民を巻き込んでの映画「マブイ」の製作が開始されていることを伺いました。二時より一時間半に亘って駅前にて街頭署名。鎌倉・泉水・恩寵と三教会20名で大声を張り上げ道ゆく人々に協力を求めました。集まった署名315名、カンパ金26522円。恩寵からは14名の参加がありその中で男性が3名だけと言うのはちょっぴり淋しい気がしました。