畠山牧師   

木村牧師

174号 「協力牧師就任にあたって」畠山保男

174号 「協力牧師就任にあたって」畠山保男


 標記の表題で何か書け、との編集子の要請ですので、字数に制限もあること故、端的に現在の私の気持ちを書きます。


 協力牧師になるなんぞということは思ってもいないことだった、というのが私の偽らざる気持ちです。協力牧師とは何ぞやということになりますが、それに関する規定はどこにもありません。ただ塩出先生を助けることが、ひいては教務教師として教会を助けること、今教会に奉仕すべきこと、と思うだけです。あるいは逆に、イエス・キリストの教会に奉仕することが、牧師に協力することになるかも知れない、と考えている、というのが現在の気持ちです。


 協力牧師とは何か、その職務を限定せよ、とのもっともな問いが三月総会で提出されましたが、それに対する答えは、「牧師が私に要請することについて手伝う」ということです。さしあたってこの一九九二年度(一九九三年三月まで)塩出主任牧師に協力しながら、皆さんと共に歩んで行きたい、と考えています。主の祝福を皆さんの上に、また教会の上に祈ります。

180号【代務者の務め】木村 知巳



【代務者の務め】月報180号         705字
           木村 知巳
 教会は神が召し集められた信仰の群としての側面と、会堂を所有し、献金によって運営される社会的組織としての両面があります。
 「ふたりまたは三人が、わたしの名によって集るところにはわたしもその中にいる」とあるように教会はまず主イエスを信じ告白する群でなければなりません。しかし人の集うところにはおのずと秩序があります。
 「ある人を伝道者とし、ある人を牧師・教師として」とあるように秩序を整えるために職務が定められました。このようなことで信仰の共同体としての教会の牧師(教会担任教師)が死亡、病気等により不在(無牧)となったとき、「教規」(教団規則)第一〇九条によって「代務者」を定めねばなりません。この規定によって私が鎌倉恩寵教会の代務者となり宗教法人法上の責任を代表することになりました。
 代務者としての私のつとめ「イエスは云われた、わたしの羊を養いなさい」、主は牧者を立てて主の教会を牧するよう命じられました。
 無牧の恩寵教会はまず牧師の招聘のため教会員が一致して祈り求めねばなりません。そして代務者としての私の務めも“牧師招聘”のための教会の秩序を整え、長老会を援助し、招聘委員会を組織してその準備に当たることです。
 日常の教会の営みは教会員と長老会によって常の如く運営されねばなりません。教会は教会員によって支えられるものです。
 一日も早く後任牧師が就任できるように努力すると共に、後任牧師が就任したとき、新しいビジョンをもって牧会できるよう教会内を整えておくことです。どうぞ常の如く教会生活を守りつつ、主が遣わされる牧者を心を一つにして、愛と信頼をもって共に迎えるよう準備しましょう。