バザー

121号 バザーの今昔 成田シズ

バザーの今昔

成田シズ


 恩寵教会は不思議な神様のお導きによって生れましたものの、全くの無からの発足でした。当分の間の礼拝場所を永松様のお部屋を拝借出来ました事は全くの感謝でございました。信徒の持ちよりに依って守って来ました当時がなつかしく思い出されます。それでも一日も早く会堂をとの一同の祈りが稔り前の会堂購入が決まった時は本当に感激でした。けれどもその購入費の捻出に当時の長老の皆様は頭を痛められた事と存じます。せめてその献金の一部にでもと不用品交換バザーなるものが、千級は一九六八年七月四日に永松様宅で開かれ収益金二万八千三八五円也と記録に残されて居りこれが恩寵教会バザーの第一回目であり以後翌年は四月二十九日に開かれこれは前の会堂でした。収益も一躍十六万円と十万円台になって居ります。それから後は毎年日曜日重ならない限り四月二十九日の祭日を「バザーの日」と定められ今年で十五回を重ねて来ました。内容も年毎に豊富になり会員相互の熱意溢るる奉仕で手芸品あり、手作りのお菓子、そして一品寄付の品物、又メニュー豊富な食堂には恩寵名物の五目寿司も好評で早く売り切れになるため年々数を増やして作られますがすぐに売り切れます。又ここ数年有名になりました『恩寵ママレード』なるものを造り始めましたのが十年ほど前からではなかったかと思います。無公害の夏みかんを信徒以外のお家からも寄付して頂き出来上がり迄はすべて会員の御奉仕でなされその売上高もバザー収入の上位を占めて居ります。前の会堂の狭いお台所で先生にまでお手伝いを願った事もありました。新会堂建設計画が始まりました頃からは会員の熱意も増し、バザーは教会ぐるみ、そして信徒の御家族も総動員して手伝って下さり年々に盛大になって居ります。それにはバザーの準備に会員の皆様の御奉仕は大変なものでございますが、一つ毎年案じられるのが当日の天候の事で、これには頭をなやまされます。幸い十五回を数える中で一、二回雨にたたられた事もありました。それでもここ一、二年は収益も大きく八十万円台を越して居りその稔りに感謝の他ありません。どうぞこの「恩寵バザー」を通して神様に愛される教会として相互の親睦と地域の伝道となる様に祈って居ります。

121号  1983/7/31

126号 バザー報告 バザー委員より

126号 バザー報告 バザー委員より


 今年のバザーは例年開かれる四月二九日が日曜と重なった為に三十日行われました。


 準備する前日は礼拝後に会場作りから、カレー、おすしの具、おでんの煮物、コーヒーゼリー、カンテンの流し込み等あれこれ準備に大忙しでした。でも教会のバザーも十六回目になりますと女性パワーを結束し、係もそれぞれ手なれて四時を過ぎる頃には準備OK。


 三十日も朝の間少し雨がパラつきましたがまずまずのお天気で朝八時半から台所が活動しはじめ庭にはヤキトリ、おでん、CSの店と並び、十時半開場と同時に大勢のお客様がいらっしゃいました。手造りのケーキ類はすぐ売切れ、楽しい集りのお仕事会で作ったママレード、人形類、京雅張ノート、エプロン、袋物等、又食券、食品一品寄付もお昼頃にはほとんど売切れとなりました。


 会員の方々の親睦と教会を知って頂く伝道をかねてのバザー、今年も神様の恵の中に沢山の収益と老若男女まじえて皆様の御奉仕を頂き感謝で一杯です。


 どうぞ来年のバザーの為に皆様からの良いアイデアとアドバイスをお願いします。


バザー委員より

139号 バザーを体験して 宇野詔子

139号 バザーを体験して 宇野詔子

 私にも何か出来る事があるのではないかしら、何か作ってみたいという想いと共にバザーに加えられて三回目になります。



 まず、素人が売物を作るという事自体が大変な事でした。作りたい物があっても腕の追いつかない情なさ、やっとの思いで仕上げてみても思いの外効果が上らない等々、当然の事を嫌という程思い知らされたものです。



 そんな中で教会伝統のエプロンとケーキ作りに加えて頂き、何とか出品出来た事はとても幸せだと思っております。何よりもこの事を通して得難いのは今迄見過して来た“手作り”に目を向けられた事でしょう。お陰様でそれ以来我家では手作り試作食品なるものが出没し、作る方も試食させられる方も目まぐるなって来ました。



 しかし、バザーに出せる物は自ずとごく限られます。更に食品ではその可能性は時間との勝負になります。今年初めて前日の食堂準備に参加して、委員の方々の細かい心配りと全力投球のお姿に接し、肌でそのご苦労を感じ、多くの事を学びました。ここ数年食品関係の成績が良いとお聞きしています。この日の準備は一人でも多くの手が望しいのが実情だと思います。まだ参加なさった事がない方々、是非この前日の準備に参加なさる事をお奨め致します。それを通して改めて自分の健康と可能性等について思いめぐらす良いチャンスにしたら如何でしょうか。思いもかけない発見と広がりがある事と思います。

161号「皆でバザーを」 バザー委員会

161号 「皆でバザーを」 バザー委員会


 プーンと甘ずっぱいミカンの香。そうです。春の足音と共に恩寵教会バザーの目玉商品「マーマレード」作りなのです。


 皆さん!!手伝って下さい。毎週火曜日十時より二時頃迄、バザーの為のお仕事会をしています。午前だけの方も午后だけの方も歓迎。


 玄関にはった予定表を見て下さーい!手作りのシューマイ、ギョーザ、春巻作りも始まります。上手下手はありません。太ったり、細いの丸いの、いろいろな型があって又楽しいのです。家でできる仕事もあるので、どーぞバザー委員に声をかけて下さい。


 今年は四月三十日(月)休日がバザーです。地域の皆様、知人、親戚の方々に恩寵教会を知っていただく良い機会です。皆で宣伝しましょう。お年寄りから子供達、男性女性、皆一緒に伝道ができるお祭りなのです。親睦のアドバルーンを、プカリプカリ教会の上にあげたいと思います。そしてその結果が今私達が祈りつつ願っている牧師館の窓の一つになるかもしれません。
皆!集れ!(バザー委員会)

168号 ”バザー風景”(バザー委員、CS平野弦

168号 ”バザー風景” (バザー委員、CS平野弦)


 恒例の恩寵バザー、四月二十九日。朝からの雨に会員それぞれ心多少重く教会へ九時に集合する。前日下ごしらえしたちらしを仕上げてパックに詰める。一方ではおはぎを作る人、豚汁を仕上げる人、皆自分の持場で準備にキリキリ舞い。その間雨はだんだん強くなってきて、「残念ネ」「お客様の足が遠のくかしら…」等会話が飛びかう。


 さあ十時十五分、開会のお祈りを全員でするといよいよバザーオープンとなった。雨にもかゝわらず、いつも恩寵バザーを期待して下さる方々が開場前から何人も待っていて入場。各売場の前は人垣もできてバザーの雰囲気が盛り上がる。食品売場や一品寄附、そして手芸品売場。又いのちの電話、寿町、ひしめき工房等いつものお仲間の売場もにぎやか。雨のため綿アメやさんとジュース売りは急拠階下の食堂の中に入ってしまい、庭はテントの下のたこ焼、焼ソバ屋さんだけになり少し寂しい。しかし慣れた手つきの元気な焼ソバ屋さん(CS生徒のご両親!!)、生まれてはじめての経験というたこ焼屋さん達、双方とも注文殺到に大わらわ。途中で売切れとなって店じまいとなる。


 外の鎌倉観光客の足をとめようと張り切るガレージセールはさすがの雨に多少意気消沈。お昼頃から雨が急に上って、会堂の品もガレージへ運んで後半大いに頑張る。食堂は例年のように小さなウェイトレス、ウェイターのサービスで大にぎわい。あんみつ、ゼリー、おでんに豚汁セット…。みな売切れとなる。


 戦い済んで日が暮れて、皆多少の疲れと共にそれぞれの充実感を持ち、そして感謝のうちに家路につく。ちなみにバザー総収益が、九十九万円との報告あり。


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楽しかったバザー  CS 平野弦


 バザーが教会でありました。僕は、ドッチャンと、ケッケと、ヨウチャンと行く事にしました。僕達は、雑貨の係です。始まる前に手伝いをしました。くずもちの所で、パックがうすいので時々重なるらしいので、ちゃんと一枚一枚はなしてわたす役を僕はしました。あとの人は、その奥で、パックをテープで止める役をしていました。僕達は、始まるまでそれをしていました。始まってから物を並べたので、少しおそくなってしまいました。ここは雑貨のくじです。最初は僕達がやって、あとは店番をしていました。そうすると子供が来て、たくさんやって行ったので大変でした。僕達は少しつかれたので、しばらくおいて昼食にしました。そしてもどって来ると、他の人が、かわりにやってくれていました。そして残りは五十円で売ってしまいました。全部売れないと思っていたら、あたりました。少しあまったので売り歩いても売れないので、すわりながらお金を数えたら、三九九〇円でした。最後にヨウチャンが十円で一つ買ったら、丁度四千円になりました。


(挿絵つき)

173号『バザー』男子要員大募集!! バザー委員会

173号 『バザー』男子要員大募集!!  バザー委員会


 恩寵バザーも歴史は古い。教会創立当初の十年はまさに必死の勢いで、へとへとになって収益を伸ばしてきた。お蔭様でこんなに立派な会堂も建った。市内で先駆けて素晴らしいパイプオルガンも入った。(あまり目くじら立ててバザー!!バザー!!ッて云うな!!なんてオコらないで下さい)


 最近は鎌倉市内にもあちこちとさまざまな団体のバザーブームの観がある。故に集客競争は厳しいと云うわけで、当委員会も新機軸を打ち出すのに毎年苦労しとります。昨年も或る委員がシステム工学的な思考を導入してみましたが当日大雨でドカン!!とやられてしまいました。当然今年も当委員会は乏しい知恵をしぼって苦労して居ります。それ故会員諸兄姉のアイディアを是非共お借りしたいわけであります!!かつ今年も男子要員を大募集しております。何故なら、まことに残念乍ら(?)この恩寵バザーの歴史は常に女性軍のリーダーと凄じいパワーによってつくられてきましたことは皆様よオく御存知のとおりであります。”来たれ男子軍バザー要員”

180号 バザー参加記(山本正子、皆川美保子、湯浅久子)

180号 バザー参加記( CS三嶋あゆみ 、山本正子、皆川美保子、湯浅久子)


バザーのこと CS三嶋あゆみ


 4月29日のバザー当日、お天気でありますように、と思っていましたが、前日の午後ふりだした雨はとうとう止まずに10時半をきりました。
 この日のためにCSでは前から「魚つり」の絵と、バザーのポスターを描きました。
 バザーのためのチラシは、原画を四つ考えそのうち二つがいんさつされてチラシになりました。
 ポスターは、日曜日CSが終わってから、みんなで描きました。絵はそれぞれが好きな物を描きました。(私と杉浦まりちゃんは、動物たちが一匹ずつシャレを言っている絵にしました。)描いていてものすごく楽しかったです。
 29日には、CSの生徒は、たこ焼、ガレージセール、ウエイトレスなどをやりました。雨がふっていたのに、お客さんが大ぜい来て大いそがしでした。
 大変だったけれどバザーに参加できてとても楽しい一日でした。


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「掘り出し市」コーナー 山本正子


 掘り出し市コーナーは食品を除く生活全般の品々を会員の皆様の献品に依って支えられました。大量に集った品物は今年はシーツ、石けん等が多くありました。例年沢山献品される紳士靴下が一足もなかった事は不思議なことだと思われました。今テレビで盛に宣伝されている解凍器も提供され値段付に苦労しました。


 お客様の中には御主人へのおみやげに靴の敷皮を買って行き、小さな物だけれどとても喜ばれたと売場の方にお知らせがあったそうです。大量の品が集り、それを見た時は、天候も悪く出足も如何かと一寸心配になりましたが十時半を過ぎたら売場めがけて突進するお客様等嬉しい悲鳴で一人で、大量買って下さる方、眺めすがめつ慎重に品えらびをされる方等いろいろで楽しい一日でした。売場の金庫番は最高令の山口イネさん(九十才)が大奮闘され皆様の憧れの的でした。
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「やきそば」コーナー 皆川美保子


 あいにくの雨、こったつもりのポスターの字も、とけて流れてしまいました。焼きそばも、三回目ということで、教会員の皆様にも、だいぶお味を覚えていただけたようで、出足は好調、むしろ去年よりも早いペースでトレイが出て行きました。しかし、お天気は手ごわい。冷たい風で今一つ、火力が弱められ、焼き上がりが遅くコックを悩ませました。はやめにお帰りになるお客様の、お持ち帰りは、いらっしゃらなかった御家族のお昼の分が、かえって数を助けてくれましたが、昨年のようなフラリとたち寄られる通行者はさすがになく、昨年のような、通りでの売り込みもできず、今年はおとなしく、予定数をそこそこクリアーしたところで店じまいといたしました。アシスタントとしては、ゆっくりお買い物ができて、これもまた良し、というところか。コックも、準備の仕方がだんだん要領良くなって来て、『来年に期待』です。
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「おでんコーナー」湯浅久子


○ コンニャク……味良くしみてる
○ バクダン(卵)……おいしい
○ さつま揚……煮すぎ
○ ちくわ……こしがない
○ こんぶ……もっと立派に
*   *
○ 器に盛付けたら もっと美味かも
*   *
○ 三百五十円は、少し高いんだ 一個売りか二個売りを串にさしてほしいな……。
○ 持ち帰られた方から。前日、茹でてあった竹の子と、もどしたわかめを一緒に煮て七品目にした。
*   *
○ 失敗も、火傷も、ギックリ腰にもならず、鍋の中はキれいに、底をついた。
○ 雨天もなんのその、多数の参加がバザーを盛り上げた。感謝!!

203号 バザー中間報告 バザー委員 原節子

203号 バザー中間報告 バザー委員 原節子


 一月の婦人の集りでバザーの相談がなされ、バザー委員がきめられた。早速第一回のお仕事会としてマーマレード作りが始まり、以後毎週火曜日、一月に三回、に月は四回、合計十九鍋、約九五〇袋でき、お仕事会前半の主役恩寵マーマレード作りは快調に進行しています。


 これも夏みかんを採って持って来て下さる方、火曜日には平均十三名ものメンバーで作業し、土曜日にも袋づめを手伝って下さる方々のおかげです。又おいしいからと沢山お買上げ頂き在庫の心配なく鎌倉産のマーマレードが東京、関西方面、知人宅の食卓へお仲間入りしているのも嬉しい事です。


 技術的にも手際よくなり時間も短縮され終り頃はもっと出来るのにとパワーのすごさに圧倒されますが家にお帰りになってマッサージのお世話になっている人もいますのでこの辺が限界かとも思います。


 後半のお仕事会、バザー当日も今の楽しい雰囲気をもって協力しあえたらと願わずにはいられません。神様のみちびきの執り成しを祈りつゝ。
バザー委員 原節子記

204号 バザー風景 録音つづり 野村利孝

204号 バザー風景 録音つづり 野村利孝


 四月二十九日、午前九時前から会場準備、食堂の用意が始まりました。あっという間に開会の時間。菅根牧師のお祈りで、十時半ついにバザーオープン!


 中庭のテントの周りは子供達のあげる声でにぎやかなこと。その中を各売場の方々に月報部の野村兄がインタビューをしました。


《ここは焼ソバの所です。木南さん味はいかがですか。》
「今一寸味の調整中なんですよ。これは頭のよくなる焼ソバ。皆さんどうぞ。おいしいよー。」
《お客さんの木南さんがPRしています。》
この日の気温は25度位。火を扱う人達は暑さとの戦いになりました。


タコ焼屋さん
ここはCS中高生の担当。応援団も多数。タコ焼はなかなかむつかしいようで焼くのに苦戦の様子。
《どんな点に苦労してますか》
「油の乗りですネ。」
《あれ、なんだか分解している感じですネ。これ商品になりそうでならないような…》


綿菓子コーナー
《(道具は)どこからか借りてきたんですよネ。これは一つ作るのにお砂糖はどれ位?》
「適当に入れてるんです。はじめてだからよくわからない。かたちがうまくいかなくて…。」こゝではCSの生徒のお父さんが手伝ってくださってました。


焼鳥コーナー
《高校生二人がお手伝い中。今年はO—157が心配であらかじめ焼いた物を購入しております》


魚つりコーナー
子供達の人気絶大の所。幼少科のマー君がふくれっつらしてます。つり上げた魚にお目当てのものが入ってなかったらしい。


二階ロビー食券売場
《十一時現在売れ行きはどうですか。例年に比べて》
松本兄「うーん、今いちだネ」
服部姉「でもまだ十一時だから」
松本兄「これからだネ」


食品コーナー
《マーマレードはどれ位の量用意なさったのですか 》
「全部で一九〇〇袋位。夏みかんをいただいた所にお礼に30袋程差し上げてます。」


一品寄附コーナー
「この石鹸、全部買っちゃわない?でも持てますか」と売る人。「荷物持ちがいるから大丈夫。」と買う人。


階下の食堂
《あんみつは何食位用意してありますか》
渡辺姉「あんみつが60食、フルーツみつ豆20食です。」
ここでビバルディの音楽が流れ出しました。今年はBGMつきです。


おでん屋さん
《味付けは係の方の伝家の味付けがあるのかな》
「レシピが代々決まってます。」


台所洗い場
《片付けの方も大変ですネ。台所では五人程が洗い物をなさってます。どうも御苦労さま 》


《吉田(暁)さん、一番気を使われたのは何ですか》
「みんな気をつかいました。どなたが協力して下さるか、教会員の高齢化と共に大変むつかしくなってきています。男性が少ないのでこれも苦労しました。
《今後はどんな希望を?》
「若い人達に教会に来てもらってお手伝いしてもらえるかどうかですね。」「準備の時の婦人のバイタリティは本当にすごい。地域にある教会ということで、得たものを捧げたい、お返しするという気持が皆さんにあって頑張れたのではないでしょうか。」


《菅根先生一言どうぞ》
「本当に皆さん御苦労様でした。今日は色々な方、懐かしい方々も来て下さいました。有難うございました。

287号 わたしたちにできること バザー委員会だより

287号 わたしたちにできること バザー委員会だより


大震災から2日後の3月13日、第3回バザー委員会を持ちました。被災者の受難を想いながら、いよいよ翌月となった恩寵バザーに向けて準備の確認をしました。......そこから更に日を追うごと明らかになっていく凄まじい被害状況、 余震、福島原発事故。そして未体験の計画停電...停電の影響によりマーマレード作りのお仕事会を二回続けて諦めることに。3月27日の総会後にバザー委員は集合し、臨時委員会を開きました。『こんな時だからこそ私達らしいバザー』のあり方について活発な意見交換がなされました。今年は屋外で実施するガレージセール、古本 • 雑貨市の収益を被災者支援のために捧げよう!と決まりました。 もしかしたら今年のバザーは様々な影響によって「いつもどおり」の事が出来ないかもしれません。でも、いつでも私たちに出来ることがあります 。それは... 元気よくて和やか。素晴らしいチームワークの恩寵! 恩寵らしいバザーが開催でき、神様に喜ばれる 4月29日になりますように。

264 天候に恵まれた今年のバザー 山本優



264 天候に恵まれた今年のバザー 山本優


 今年も例年通り、恩寵バザーが開催されました。今年は天候にも恵まれ、まさにバザー日和といっていい日であったと思います。それを証明するかのようにたくさんの来訪者が訪れてくれました。その影響で、古着・古本関係は飛ぶように売れ、ほかのバザーにまわす分がそれほど余らないというほどでした。さらに、ここ数年、バザーを訪れてくれているという女性の方もいらしゃいました。こういったリピーターの方がおられるというのは、バザーも多くの方に認知されてきているようでうれしく思います。
 さて、恩寵バザーといえば欠かせないのは各種食事関係でしょう。今年はカレー・焼きそば・たこ焼きといったラインナップに加えて、ここ数年で焼き鳥に変わって確固たる地位を築いたシシカバブーも売り出されておりました。その人気は確かなもので、焼きそばなどは予約をしなければ食べられないほどでした。私などは早い時間帯にお昼をいただいたので、途中もうすこし補給をしたかったのですが宇野さんにおかわり禁止と言い渡されてしまい、バザー後半はすきっ腹を抱えたまま接客をすることとなりました。私の希望としては、是非来年はおかわり可を希望いたします。来年のバザーも、良い天候とたくさんの来訪者、そしておいしい食事に恵まれることを願っております。
264号

294号 バザーを振り返って 宇野詔子

294号 バザーを振り返って 宇野詔子


お正月が過ぎると毎年そろそろマーマレード作りが始まるなと思い、それぞれ体調を整えたり、予定の調整を始めたりします。そんな毎年くり返される営みが今年はちょっと違いました。


誰にもわからない夏みかんの放射能問題…。日々夏みかんのペクチンも減ってしまう状況の中、バザー委員会では話し合いを重ね、現状を理解して下さった上で、それでもほしいという方のみ販売する方法が良いのでは?ということで、マーマレード作りを地道に続けました。そして、検査結果が判明したのが三月二十九日。問題ないことが解り、皆どんなにほっとしたことか。マーマレードは例年バザーの収益の半分強を占め、大切な収入源なのです。


そして、四月三十日の教会バザー。今年は二十九日が日曜で、半日で準備出来るか心配でしたが、二十八日(土)も準備するということに決まり助かりました。


考えてみると、一年に一度、にわか店員になったり、ウェイトレスになったり、調理人になったり、屋台のおじさん、おばさんになったり…。慣れぬことを失敗なくこなせばと思い心配なのは当然だと思います。それでも、大変だったけれど楽しかったとの慰労会での感想に救われる思いがしました。


当日は、人出はそう多くなかったようですが、何よりも事故もなく、大きなトラブルもなく、沢山の恵みに感謝しました。


バザーが終わりほっとして思うのは、神さまの確かな導きとお守り、お支えがあったということ。私達は、試行錯誤して右往左往するかも知れないけれど、絆はそのような中にこそしっかり根付くものだということ。そして力を合わせれば困難も乗り越えられるという、貴重な体験に感謝しています。