祈り

2011年11月12日 チャリティーコンサート『祈り』

                逗子教会 小宮山 剛牧師

父なる神さま。


 きょうも新しい日を与えて下さいましたことを感謝します。そして、あなたが全地の造り主であることを感謝します。どうか私たちを教え、導いて下さい。


 東日本大震災が発生してから8か月が経ちました。それは私たちの想像を超える災害となりました。多くの人の命が失われ、また今も困難な中で生きている多くの人々がいます。私たちは、このような事態の中においても、なおあなたが私たちをお見捨てにならない方であることを信じます。どうか、試練の中にある人々に、あなたの慰めと助け、そしてお導きを与えて下さい。また、復興のために働いている多くの人々に、あなたの力を分け与えて下さい。


 先日、福島県の教会をお訪ねして回ってきました。そこには、福島第一原子力発電所の放射能災害に苦しんでいる人々の姿がありました。目に見えない放射能というものの重圧の中で、多くの人々が悩み、また生きています。出口の見えない、希望の持てない将来に大きなストレスを受けている人々がいます。どうぞ、放射能災害の重圧の中にある方々を助けて下さい。困難な中にも、道を開いて光を与えて下さるあなたさまが、この試練の中に希望を与えて下さいますように、心からお願いいたします。


 また、今回の災害を通して、私たちが、そして多くの人々が、何が本当に大切なことであるかを見出すことが出来ますように、お導き下さい。


 本日のコンサートもあなたが祝福し、私たちの思いを一つにさせて下さい。
 助け主、イエス・キリストのお名前によって、お祈りいたします。アーメン